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このセクションでは、Zend_Service_StrikeIron
のより進んだ使用法を説明します。
StrikeIron のサービスの中には PHP のラッパークラスが存在するものもあります。 これらについては バンドルされているサービス を参照ください。しかし、StrikeIron には何百ものサービスがあり、 中には便利なものも多くあります。 これらについても、ラッパークラスを作成せずに利用できます。
ラッパークラスが存在しない StrikeIron サービスを使用するには、
getService()
のオプションに
class
ではなく wsdl
を指定します。
$strikeIron = new Zend_Service_StrikeIron(array('username' => 'あなたのユーザ名', 'password' => 'あなたのパスワード')); // Reverse Phone Lookup サービス用の汎用クライアントを取得します $phone = $strikeIron->getService( array('wsdl' => 'http://ws.strikeiron.com/ReversePhoneLookup?WSDL') ); $result = $phone->lookup(array('Number' => '(408) 253-8800')); echo $result->listingName; // Zend Technologies USA Inc
StrikeIron サービスを WSDL から使用するには、 WSDL ファイルについての基礎知識が必要です。 StrikeIron のサイトには、そのためのリソースも豊富に用意されています。 また、 Horde プロジェクト の Jan Schneider が、 WSDL ファイルを読みやすく HTML 形式に変換するための ちょっとした PHP のルーチン を公開しています。
公式にサポートしているのは、 バンドルされているサービス に挙げられているものだけであることに注意しましょう。
StrikeIron との通信は、すべて SOAP 拡張モジュールを用いて行います。 StrikeIron との間でやり取りする XML の内容を確認できると、 デバッグ時に便利です。
すべての StrikeIron クライアント (Zend_Service_StrikeIron_Base
のサブクラス) には getSoapClient()
メソッドが存在します。
これは、StrikeIron との通信に使用している
SOAPClient
のインスタンスを返します。
PHP の
SOAPClient
には trace
オプションがあり、これを使用すると直前のトランザクションで交換された
XML を取得できます。Zend_Service_StrikeIron
は、デフォルトでは
trace
を有効にしません。しかし、SOAPClient
に渡すオプションを指定することで、この挙動は簡単に変更できます。
SOAP のトランザクションを見るには、
getSoapClient()
メソッドをコールして
SOAPClient
のインスタンスを取得し、
__getLastRequest()
や
__getLastRequest()
のような適切なメソッドをコールします。
$strikeIron = new Zend_Service_StrikeIron(array('username' => 'あなたのユーザ名', 'password' => 'あなたのパスワード', 'options' => array('trace' => true))); // Sales & Use Tax Basic サービス用のクライアントを取得します $taxBasic = $strikeIron->getService(array('class' => 'SalesUseTaxBasic')); // メソッドをコールします $taxBasic->getTaxRateCanada(array('province' => 'ontario')); // SOAPClient のインスタンスを取得し、XML を表示します $soapClient = $taxBasic->getSoapClient(); echo $soapClient->__getLastRequest(); echo $soapClient->__getLastResponse();