よく使われるバイナリの規約では、キロ、メガ、ギガ といった単位は十進法で扱います。つまり 1000 あるいは 10³ といった具合です。 しかし、コンピュータの世界のバイナリフォーマットでは、 これらの用語を 1000 ではなく 1024 をさすものとして扱います。 このような混乱を避けるため、数年前に BI 記法が生まれました。 キロバイトのかわりに、キビバイト (kibibyte) というのです。 これは、キロ-バイナリ-バイト (kilo-binary-byte) を略したものです。

BINARY クラスでは、両方の表記を使用しています。すなわち KILOBYTE = 1024 - バイナリコンピュータ形式、 KIBIBYTE = 1024 - 新しい記法、KILO_BINARY_BYTE = 1024 - 新しい記法の長い形式、 KILOBYTE_SI = 1000 - SI 記法でのキロ (1000)。 たとえば DVD は SI 記法が使用されていますが、 ほとんどすべてのハードディスクではバイナリ記法が使用されています。

いちばんよく知られている形式は、十進法です。 それ以外に、このクラスでは八進数、十六進数、二進数、 ローマ数字そしてあまり知られていないその他の形式を扱っています。 整数部分のみが処理の対象となることに注意しましょう。小数部分は捨てられます。

ローマ数字では 4000 以上の数字もサポートしています。 実際は、これらの数字を現す際には数字の上に横線を引きます。 コンピュータ上では上線は表示できないので、 その代わりに下線を使用します。

$great = '_X';
$locale = new Zend_Locale('en');
$unit = new Zend_Measure_Number($great,Zend_Measure_Number::ROMAN, $locale);

十進数に変換します
echo $unit->convertTo(Zend_Measure_Number::DECIMAL);