Zend_Markup パーサー

Zend_Markup には現在 BBCode パーサーと Textile パーサー という2つのパーサーが同梱されています。

パーサーの仕組み

Zend_Markup のパーサは、マークアップによる文をトークン木へと 変換するクラス群です。ここの例では BBCode パーサーを用いますが、 全てのパーサーにおいてトークン木の見解は変わりません。 例として BBCode のこの要素で始めます:

[b]foo[i]bar[/i][/b]baz

BBCode パーサーは、要素を分離し以下の木構造を生成した値を持つことでしょう:

  • [b]

    • foo

    • [i]

      • bar

  • baz

クローズタグは消えていることにお気づきになったでしょう、それらは木構造の 内容として出現しません。これは、クローズタグは実際の内容のものではないからです。 ですが、これは単にクローズタグを消失したことを意図するものではなく、 タグ自身のタグ情報内で保持されています。さらに、これは木構造自身の簡潔な概観で あるだけということに注意してください。実際の木構造は、タグの属性とその名について より多くの情報を含んでいます。

BBCode パーサー

BBCode パーサーは BBCode をトークン木へ変換する Zend_Markup パーサーです。 全ての BBCode タグの文法は:

[name(=(value|"value"))( attribute=(value|"value"))*]

有効な BBCode タグのいくつかの例は:

[b]
[list=1]
[code file=Zend/Markup.php]
[url="http://framework.zend.com/" title="Zend Framework!"]

標準で、 '[/tagname]' フォーマットを用いて閉じられます.